毎年恒例の行事と聞いたら真っ先にお正月の家族の団欒が頭に浮かぶ私です。年始に皆で集まって、いつまでもだらだらとたわいも無い話をしながら皆でワイワイする時間はとても楽しく大好きだった記憶があります。春は花見、夏は花火大会やお祭り、そして秋には運動会やハロウィーンと何かとイベント事が目白押しの日常を過ごしている私たちですが、世界ではどんな恒例行事が行われているのでしょうか?ハロウィーンやクリスマスも元々は海外からの文化ですし、本場のお祝いは尚更盛り上がりが凄そうですよね!今日は“世界最大級”とも呼ばれるあのイベントからいくつかご紹介して行きたいと思います! 

リオのカーニバル(ブラジル)

サンパウロやファベーラの事も例え知らなくてもリオのカーニバルと聞けばイメージ出来る人はとても多いはず。毎年200万人もの人々が参加すると言われるモンスターイベントとしても世界的に超有名なリオのカーニバルですが、一方でこのイベントの由来が何なのか理解している人は少ないはずです。その答えは“カーニバル”という言葉の語源にあり、元々は『イースターに向けての禁欲の為に、一定期間お肉の摂取を絶つ』というキリスト教圏の風俗に基づいて始まったとされています。そんなリオのカーニバルですが、断食や宗教といった背景は本当に関係あるのか?と疑いたくなるほどハメを外して楽しんでいる参列者ばかりで、人生で一度は参加したいお祭りでも常に上位にランクインするイベントです。

春節・チャイニーズニューイヤー(中国)

世界第一の人口を誇り、日本ともさほど離れていない中国では、日本の大晦日や元旦の祝い方とは一風違った形でお祝いされているようです。中国の春節は、本土だけではなく、世界中に広まった中国人達によって文化として普及していったため、特に中国系の人が多いとされる香港とシンガポールではカウントダウンイベントが開催されるほど、いつも熱狂的な盛り上がりを見せています。たった1日で終わる日本の元旦とは違い、42日間も続く中国の旧正月は、昼夜を問わず花火が上がり、巨大な龍に見立てた飾り物が空を高く舞い上がり、道路には赤い提灯が飾られているので、まさにお祭りムードといった雰囲気をずっと感じることができるでしょう。

国王の日 – (オランダ)

オランダでは、年に一度王様の誕生日を祝う“国王の日”という国を挙げた誕生日パーティーが4月の末に毎年開催されています。当日になると、首都のあるアムステルダムでは現地の人から観光客までオランダの国家カラーでもあるオレンジ色の服を着た大勢の人間で駅前からごった返していてカオスそのもの。コロナの影響で二年間は自由にお祝いする事が制限されてきた為か、元来お祝い事が大好きなオランダ人のフラストレーションはかなり溜まっていたようで、今年のKing’s Dayの盛り上がりは危険を身の危険を感じるレベルの人の量でした。ちなみに現在の王の誕生日では無く4月生まれだった先代のユリアナ女王の誕生日に合わせて開催されている為最近までは“Queen’s day”と呼ばれていました。先代の女王の誕生にイベントを合わせている理由は諸説ありますが、私が現地の友人から聞いた話しでは「冬生まれの王様に合わせてたら祭り当日が寒すぎて盛り上がらない。4月が最高なんだよ!」とのことで、本当にどこまでも自由な国民性だなと改めて感じました。

スーパーボウル(アメリカ)

今年も超豪華アーティストたちによりハーフタイムショーが最高な盛り上がりを見せ、大きな話題を呼んだスーパーボール2022。間違いなくアメリカ国内において最大のイベントであるスーパーボウルは、NFL(National Football League)の優勝決定戦の呼称を指す言葉です。オリンピックやワールドカップのように四年に一回しか開催されない訳では無く毎年開催されているこのイベントですが、それでも観客の数は年々右肩上がりに増えています。フットボールの決勝戦はもちろん、超豪華なアーティスト達による圧倒的なライブパフォーマンスが何かと取り沙汰されるのは仕方が無い事でしょう。運営スタッフ達により入念な下準備と1週間以上かけて設置されるステージングから披露されるパフォーマンスは、例えそのアーティストを知らなかったとしても場所の雰囲気だけで最高に盛り上がる事が出来ます。